24 Mar 2018
人は、どんな状況であれ、社会と関わりを持って生きています。
仮に、入院していて外的な社会とは、繋がっていないような状況であっても、病院というコミュニティに関わっているわけです。まあ、たとえは悪いですが、刑務所とかもそうですよね。
社会と密接に関わっているとどうしても人と人との対立だったり、意見の相違というものが出て来てしまうものです。
ただ、一般的な大人は、意見が違ったり、対立してしまったりしても、そういうことに対しては、小さな子供の頃から「集団生活」というものを経験しているので、免疫があります。
しかし、今までの価値観を根底から揺るがすような出来事などに襲われてしまうと、思ってもいない状況に追い込まれてしまうことになってしまいます。
それは、心に傷を負ってしまうということです。
どんな時に心に傷を負ってしまうのか
私は、もう何年も生きていますが、過去を振り返ってみると心に傷を負ってしまった経験がいくつか存在します。
傷を負ってしまうとそれを正常な状況に戻すためにかなりの時間を必要としました。そんな経験から、どんな時に傷ついてしまうのかお話をしていきます。
信頼を置いている他者からの切り捨て
ビジネスを展開していると様々な出会いが生まれてきます。これは、起業しているとかしていないとかあまり関係なく、社会人として生きていると嬉しい出会いというのは、数えられません。
私の場合ですが、自分ビジネスで起業していますので、同じ価値観を持った同士のような感じで仲間が増えていくことがとても多いです。
しかしながら、深くお付き合いをしていくと価値観や考え方が違っていると思う場合もあるのです。
ですが、そんな場合でも、大人ですから私は付かず離れずという距離感を持ってお付き合いを続けようと模索して、同士ほどじゃなくても理解し合える仲間として、その関係を継続しようと思っているのです。
ところが、私は、そう思っていてもやはり中には、お付き合いやーめたと簡単に、それまでの関係を切ってくる人もたまにいるのです。
例えば、いきなりメールが届かなくなったり、グループから排除されたりという具合です。
外的な要因に個の力では対処できない時
以前、事業をしていた頃の話です。
当時、事業も順調に推移していたので、銀行ともとてもいい関係のお付き合いができていました。
しかし、事業がちょっとしたアクシデントで揺らいだ瞬間、銀行との関係が一気に悪くなってしまったのです。
今まで、お付き合いしてきて、それなりに信頼もあったはずです。でも、それはビジネス上のことであって、私自身を銀行が必要としていたわけじゃないってことに気づいたのです。
受けいてた融資を一気に止められてしまい、身動きが取れなくなってしまった。
銀行からすれば、私の事業(会社)などは、ちっぽけな一取引先だったのでしょう。でも、銀行はこんなにもシビアなんだと痛感した時には、心に傷を負ってしまっていました。
陰口や妬みや嫉み・・・
これはビジネスをしているとか、していないとか関係なく、仲間内で自分のことを自分がいない時に、陰口や悪口などを言われていると知った時は、大きな絶望感とともに心に傷を負ってしまいます。
表面上は、仲良しなんですが、裏ではこんなこと言っているんだと思ってしまうと許せない気持ちになる場合だってあるのですが、そんなことを言われる筋合いは全くないと思うのです。
それは、私の経験上から考えると、仲間の中で少しでも良い出来事があったりすると妬みというか、羨ましいと思うのでしょう。それを快く思っていない場合に多くあるような気がします。
心が傷ついてしまった時の対処法
私は、もしかしたら、うつ病を経験しているので、一般的な人よりも心が傷つきやすい性質を持っているかもしれません。
自分では普通に日常生活やビジネスを展開しているのですが、数年に1度程度そういうことを経験します。
それを乗り越えるために、どんなことをしてきたのか、どのような効果があったのかご紹介していきます。
心のケアをする
心のケアといっても、ただただ、自分の心にしっかりと寄り添うようなイメージです。
心が傷付いてしまうと睡眠不足や食欲がなくなるというカラダの異変が現れてきます。そんな時は、心が傷付いてしまっているので、カラダの異変をしっかりと認知して、それらを改善するために工夫します。
睡眠不足の場合なら、運動するとか、本を読むとかして、心を一旦違う方向に持っていくようにする。
傷付いてしまった原因を忘れるような努力というのでしょうか。そんなことを心がける。
自分を受け入れる
心が傷付いてしまった時というのは、精神的に参ってしまい、自分を責めたりしてしまうものです。
でも、心が傷ついてるのですから、自分を無理やり肯定することはありませんが、責めることはやめた方がいいです。
今のままの自分をしっかりと受け入れる。そして、今まで以上に寛容になろうと思えばいい。
原因があればしっかり修正する
仲間はずれにされてしまったり、ディスられてしまった場合は、少なくとも何かの原因があります。
その原因が明確にわからないとしても、もしかしたら、自分でも気づかないで人を傷つけてしまうような行動や言動があったのかもしれません。
それを探し出して、謝罪するような必要はないと思いますが、もし、何か心当たりがあるようだったら、修正していこうと思えばいい。
人は、完璧な人格などを持ち合わせていないので、誰にだって少なからず反省点はあるはずです。
ちょっとでいい。何が悪かったのかな、とちょっとでもいいから考える。そして、心当たりが若干でもあるようなら、それを修正していけば成長できる。
この成長できるという部分がとても大きいと思います。人は、ミスを犯したら、犯してしまった事実は変わりませんが、将来、同じミスを繰り返さないでやっていくことができる。
これは大きな成長ですよね。
肉体的な傷と同様に心の傷をしっかりとケアしよう
心理学者のガイ・ウインチが、肉体的な傷に対しては誰もがケアをするのに、心の傷はケアをしないというか、ケアをしようとしない傾向があまりにも多いと指摘しています。
以下の動画は、17分ぐらいのものですが、心のケアが以下に大切なのか、ということをわかりやすく説明しています。
孤独というのは、時に心を正常な状態にしないようにしてしまうほどの力があるわけですね。
心が傷つくというのは、多くの場合、疎外されたり、仲間はずれにされてしまったりということに原因があります。
できるだけ自分をわかってもらえる「心の友」を大事にしたいですよね。
まとめ
心の傷というのは、目に見えない分厄介だと思います。
私は、うつ病を経験しているので、心に傷を負ってしまうとうつ病が再発してしまうのではないかとさえ思うほどです。
ですが、自分の軸をしっかりと持ち、日々成長していくことを考えれば、きっと心の傷も2週間程度で治まってくると思っています。
また、心に傷を負ってしまったと思ったら、誰かに話をしっかりと聞いてもらえると気持ちも晴れていきます。
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