31 Dec 2017
私は、数年前にある事業に失敗してしまい、一夜にして借金地獄に陥ってしまった過去があります。
子供の頃からポジティブで積極的な性格だと自負していたので、どんな壁や苦難があっても乗り越える自信を持っていました。
ところがある日を境に、感覚値が一変してしまったのです。
最初の異常
事業に失敗してしまいましたから、途方にくれていましたし、今後の生活のことを考えると絶望感さえ持っていたのは事実です。
事実ですが、今まで前向きにどんなことも取り組んできたので、瞬間的に身を小さくしてまた一歩歩き出そうと思っていたのです。
が、無理やりそう思っていたのか、毎日、起きている時間は、体が怠く食欲もない。そのうち、感情の起伏が自分ではないと思っているのに、涙が溢れてくる。
さらに、追い討ちをかけるように、夜寝付くことができない。ベッドに横になっても何度も何度も寝返りをうって、寝付くことができない。
そんな日々を送っていくうちに、死にたい、もう終わりにしたいと考えてしまうようになっていったのです。
そんな日々が続いたある日のことです。ようやく明け方に眠ることができたのですが、今度は、起き上がることができなくなってしまいました。まるで、体に重い鉛を背負っているそんな感じになってしまいました。
これはおかしい
睡眠不足なのに、夜寝付けない、おまけにベッドから起き上がることもできない。常に頭は痛いし、食事をとると吐き気さえある。
私は、自分の体に異変があることを認めたくなかった。でも、これはおかしいと思い、体調が優れない時に通ういつものお医者さんのところへ行ってきました。
私の症状を先生は、ウンウンと頷きながら聞いてくださり、触診をすることもなく、いきなり
流さん、紹介状を書きますから心療内科に行ってください。私の経験上、流さんは、心に問題を抱えていると思われます。
え?一瞬体が硬直しました。心療内科?とは、一体どんな病院なのだろう?一度家に戻り、調べてみると「精神科」であることがわかりました。
「俺、心が壊れているんだ・・・」
「何で、俺が・・・」
もうその場で気が狂いそうになりましたが、翌日、その病院に行きました。
重度のうつ病
心療内科の受付にいくと、まず、カウンセリングを受けてほしいと言われ、担当者と1時間以上に渡って話をしました。
話をすると言っても、私が一方的に、今まであったこと、現状の体調のことなどなどを話す感じでした。実は、このあたりの記憶が曖昧でよく覚えていません。
そして、面接終了後、医師の元へ行きました。
医師は、開口一番、「うつ病です。それもかなり重度です。」と。私は、覚悟はしていたものの、自分がうつ病になるなんて思ってもいなかったので、受け入れがたい気持ちであったことを覚えています。
そして、続けざまに、「30日間入院しましょう。」と言われ、その場で入院決定です。
投薬もありましたが、後で聞いたところ、医師は、自死の恐れを強く感じたそうです。そこまで追い込まれていたのかとその言葉を聞いたときは、驚きましたが、とにかく一旦家に戻り着替えを少しだけ持って、入院しました。
入院生活は
病院は、とても規則正しく日々を過ごさせてくれます。起床は、6時、朝食は7時。昼食は12時。夕食は18時と決まっていました。
食後に飲む薬や就寝前に飲む薬など、数え切れないほどの薬を服用していたと思います。
私は、自分が置かれている立場がよくわからないし、病院での過ごし方もわかりませんでした。でも、入院患者の中では、軽度な部類に入っていたので、届をすれば外出も可能でした。
病院の近くに本屋さんがあったので、ちょくちょく行っては、たくさんの本を読んだものです。
退院するも
退院してからが大変でした。やはり、家に戻ってしまうとまた夜眠れないのです。ですが、睡眠導入剤などを処方されていましたから、薬の力を借りてなんとか生き延びている、そんな感じでしたね。
体調の波の変化は、激しく、日によって違っていましたが、そうは言っても収入がありません。
まず、短時間でもいいからと車で10分ぐらいのところにあるパン屋さんでパートを始めたのです。なぜパン屋さんかというと、パンを作る側だったので、接客の心配がないことが大きかったです。
うつ病になってから、人と話をすることが怖くなり、家族とさえあまり会話をしなくなってしまっていたので、パンを作るという1日3時間の仕事ならちょうどいいと考えたのです。
いただく給料は5万円
1日3時間、週に6日働いて、いただく給料は、5万円以下。これでは生活が成り立ちません。でも、自分は、うつ病を持っている。だからと言ってフルタイムで働く自信もなく、ネットサーフィンをしていたときにネットビジネスを知ったのです。
ネットビジネスを知った時には、心が踊るようでした。何故なら、ネットの世界では、人生を変えたとか一発逆転とか、そんなフレーズが目に入ってきたからです。
これはいけると変な確信を持ち取り組み始めたのですが、最初は、本当にダメダメでしたね。
詐欺商材を購入してしまったり、知識のない私には、到底理解できないような教材を購入してしまったりと全く収益が上がることもなく、1年が経過してしまったのです。
そして、物販サイトアフィリエイトで優良と言われる教材に出会うことができ、そこから少しずつ収益をあげることができました。
しかし、その手法は、辛かったです。ひたすら毎日ブログを書き続ける。それも興味も全くない商品を紹介するわけですから、楽しくない。
ですので、半年継続しましたが、楽しくないビジネスはやるべきではないと思いきっぱりとやめてしまいました。収益は、最大で2万円程度だったような気がします。
メルマガビジネス
違う方向性はないものか、と探している時に私は、今のメンターに出会います。
するとメンターは、メルマガは楽しいですよ、とさらりと言う。だったらこれにかけてみようと思い、無理を言ってコンサルをお願いしたのです。
その結果、数ヶ月後には、月収18万円を超え、さらに安定して50万円程度の収益が上がるようになったのです。
今にして思えば
うつ病を克服できたのはネットビジネスのおかげです。
特に初期に取り組んだ手法、サイトアフィリエイトは、辛かったですが、コツコツと機械的にやればいいだけなので、うつ病を持っている自分には、向いていたのかもしれません。
私は、今、うつ病に苦しんでいる人こそ、ネットビジネスに取り組むべきだと強く思います。
一人作業なので、僅わらしい人間関係がない。そして、自宅でできる。うつ病を持っていて外に働きに出ることができない人にとってはとてもいいビジネスだと思います。
参考にしてください。
流
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