29 Aug 2018
うつ病を発症してしまうと、自分で自分の気持ちをコントロールできなくなり、気がつくと攻撃的になってしまっていることってよくあることです。
よくあるのですが、支えている家族にとっては、かなりキツイ状況に陥ってしまうと思います。
うつ病患者の攻撃性
薬の副作用なのか、うつ病独特の症状なのか、その辺りは、医者でないのでわかりません。
ですが、私も過去にうつ病だったとき、親や友人たちに手紙を攻撃的な手紙を送ってしまったことがありますし、うつ病を持ってしまっている人の家族の方からの相談を聞くと、多くの場合、うつ病を持ってしまうと攻撃的なことをしてしまうようです。
親への絶縁状
私は、うつ病が激しかったとき、父親に絶縁状を送りました。
当時を思い出すととても恥ずかしいのですが、父の過去の振る舞いに対して、憤っていたことをつらつらと書き綴り、もう会いたいくない、親でも子でもないという内容の手紙を送ったのです。
その時、こんな文章の手紙を書くよと言って、弟に同じ内容の手紙を送っていました。
その手紙を読んだ弟は驚き、すぐに電話をしてきて
「気持ちは、わかるけど、親父ももう歳なんだから、そんなことを言うな」
と窘められました。
友達への電話攻撃
ある日、何を思ったのか、仲良しにしている友人に、私がどれだけ苦労をしているのか、そして、どれほどの犠牲を払っているのか、と言うことを延々と電話で話をしました。
口調は、穏やかなものとは到底言えるものではなく、友人を攻撃しているわけではないのに、まるでその友人が悪者だと言わんばかりの口調で話をしていました。
自分の思いを存分に話をした後、電話を切ったのですが、その友人とは、その後連絡さえも取れなくなってしまいました。
友人のご主人の場合
女性の友人がいるのですが、その彼女のご主人がうつ病になってしまったのです。
ご主人は、潔癖症に近いような人だったので、彼女の家事の中でも掃除に関しては、うつ病になる以前から、口うるさい人だったそうです。
で、ご主人がうつ病になってしまい、仕事が思うように出来ずに収入に不安を持った彼女は、パートに出ることにしました。
パートに出るとどうしても、掃除などの家事が怠りがちになってしまいます。
ご主人は、家でじっとしている。奥さんは、外でパート勤務。
こんな状態でもご主人は、奥さんがする家事への不満をうつ病独特の攻撃性を持って、奥さんにぶつけてしまっている。
奥さんは、やりたいけどもやはり専業主婦の時とは違ってどうしても、出来ないことはある、それをわかって欲しいと言うのですが、ご主人は、聞く耳も持ちません。
奥さんは、子育てや掃除などの家事も全部自分でやっていて、側から見ていても気の毒なほどでした。
家族がうつ病になってしまい、攻撃的な状態に対して
家族がうつ病になってしまい、攻撃的になってしまうと私のように「家族以外」の人に牙を剥く場合もありますし、家族の中でそのようになってしまう人もいます。
まず、家族以外の人に対して攻撃的になってしまった場合は、「見なかったことにする」以外に道はないでしょう。
もし、家族ぐるみでお付き合いをしている方を攻撃してしまったら、そっとその方に申し訳ないと言っておくことで対処できます。
家族内での攻撃的な行動に対してはb
うつ病になってしまうと勝手に「孤独感」を持ちます。
なので、あなたの言っていることはよくわかると同意して、その場その場をしのぐしかないでしょう。
うつ病は、時を重ねると攻撃的な面が薄れていきます。それまでの辛抱です。
まあ、その辛抱が辛いのですが、うつ病患者は、自分が攻撃的であるとか、人に嫌がらせをしていると思っていないので、要注意です。
うつ病患者は、孤独だと思っている
私もそうだったのですが、なんで自分がこんな風になってしまったのか、と自分自身を責めます。
さらに、自分は全く悪いことはしていないと思い込みます。
こんな風に思ってしまうと普通の判断ができません。私自身も、うつ病が激しかった時は、妻に離婚を切り出しました。
しかし、妻は、私は、そんなことを考えていないとピシャリと言い、私が自分だけが辛い思いをしていると思っていたことをさらっと否定したのです。
また、主治医は、うつ病が辛い時に大きな決断をしてはいけないとアドバイスもしてくれました。
そんなこともあり、今も普通に夫婦でいられるのですが、攻撃的になってしまったら、時間をかけるしかありません。
時が解決すると言う側面もうつ病にはあるのです。
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