3 Jan 2018
以前、このブログでも書きましたが、私は、社交的でポジティブでうつ病に自分自身がなってしまうなんて思ったこともありませんでした。
しかし、事業に失敗してしまい、財産の全てを失ってしまったことが原因でうつ病を発症してしまいました。
異変を感じたら
誰もが私と同じようにうつ病になるとは思っていないはずです。むしろ、自分は何事にも一生懸命に取り組んでいるから、そんな世界のことを考えることもないでしょう。
でも、うつ病は、ある日、突然やってくるのです。
小さな異変
特に何もしていないのに、涙が出てくるとか、寂しくて誰かに電話をしてみたり、カラダが普段より重いと感じたり。
このようなことがあると危険信号だと思います。
私は、そういった小さな異変は感じていましたが、事業を失敗したと言う心の傷があったので、単にその延長線上だろうと勝手に思っていました。
気持ちの落ち込み
もうこのまま終わりかもしれない・・・
いっそのこと死んだ方がマシかもしれない・・・
このように思ってしまったら、勇気を出して精神科に行くべきでしょう。このような気持ちが続くとどんどん症状は悪化していきます。
時間を置かずに、眠れない状態になってしまったり、食欲がなくなってしまったり、そもそもの「生きる意欲」が無くなってしまいます。
とても危険です。人は、自死を選ぶときには、間違いなく正常な状態ではないのですから、最悪のことも起こり得ます。
今、この日本という国は、年間の自死者が3万人を超えています。その中の多くの人がうつ病患者さんだったり、うつ病が疑われる方々なのです。
ですから、体調に様々な異変が起こったときには、精神科に行って、とりあえず精神安定剤、抗うつ剤を処方してもらうことがベストな選択です。
うつ病と診断されたら
まず、規則正しい生活を心がけること、これが一番大切です。
不眠症を抱え、カラダも重くなり、ベッドから起き上がれないのは、鬱の症状としてどうしてもあります。
でも、本を読む、散歩をする、家の掃除をする、なんでもいいです。なんでもいいから、1日をちゃんと過ごす努力をするべきでしょう。
私は、本を読むことを強くオススメします。
このときに手にする本は、うつ病関連のものではなくて、あなたが好きなジャンル、興味のあるジャンルを読むといいでしょう。
好きなジャンルの本を読むわけですから、夢中になって本を読むことができます。本を読むと夢や希望も蘇ってくるかもしれません。
「本も読めない・・・」こんな場合は、映画を見るといいです。映画は、あなたの現実では起こり得ないような素晴らしい世界を見せてくれますし、俳優の演技に引き込まれていきますから映画もオススメです。
あと散歩ですね。できれば普段歩かないような場所を選んで歩いてみることです。
不思議なもので、あなたの街も広くて、「あ、こんなところにカフェがあるんだ」とか「この並木は綺麗だな」などと思うものです。
そして、何より、歩くことで体力を使いますから、夜の睡眠に繋がるのです。この効果はとても大きいです。
私は、入院していたときに、医師からの許可をいただいて、毎日、2時間汗をかくほど歩いていました。
もちろん、ただ歩いているのですから、この後どうしようとか不安も襲ってきましたが、でも汗をかくことでそいう気持ちが薄れていったのです。
仕事はどうすればいいのか
私は、幸か不幸か、うつ病になってしまったとき事業に失敗してしまっていたので、無職でした。
では、会社員の方の場合はどうすればいいのか、ということですが、やはり会社は、1年もしくは2年は休職するのがいいでしょう。
休職?ふざけるなよ、っていうそんな会社もあるかもしれません。そんな場合は、会社よりもあなたのカラダの方が大切なので、思い切って病気を理由にして退職してしまうのがいいのかな、と個人的には思います。
病気を理由にして会社を辞めた場合は、失業給付金が翌月から支給されるます。ここに退職金も加算されれば、少なくとも2年ぐらいの生活はできるのではないでしょうか。
行政サービスを使おう
精神科には、必ずカウンセラーか臨床心理士がおりますので、行政のサービスについて相談されるといいでしょう。
手帳
もしかしたら屈辱的かもしれませんが、精神障害者手帳があります。これを県からいただきましょう。
休職を余儀無くされてしまうようなうつ病の場合、少なくとも精神障害3級の手帳はいただけるはずです。
障害の程度にもよりますが、障害者年金もいただける可能性も十分あります。
私は、精神障害者2級の障害者手帳を持っています。
自立支援医療受給者証
これをいただくことで、通院する精神科の診療費が軽減されます。行政によって違うかもしれませんが、月に自己負担最大で5,000円までとなりますので、これもカウンセラーに相談して給付していただくように手続きしましょう。
重度心身障害者医療費助成金受給資格者証
仮に、障害者2級と認定されると行政によって変わっていきますが、「重度心身障害者医療費助成金受給資格者証」が交付されます。
これは、障害者が他の医療機関で他の疾患(風邪・怪我等々)で診察を受けた場合、その診療費が、後日、個人の銀行口座に返金されます。
上記にあげたような行政サービスを受けるのは、
「お前は障害者だ!」
と大きな声で言われているような気がするかもしれませんが、でも受けられる行政サービスを受けることは何も恥ずかしいことではないし、うつ病は長い戦いですから、積極的にサービスを利用するべきでしょう。
後、NHKの受信料も軽減されます。
プライドがあってなかなか
精神科に行くのも行政サービスを受けるのもプライドがあってなかなか行動できないかもしれません。
でも、一人でうつ病と戦うなんて難しいです。ちゃんと処方していただく薬も効果がありますし、医師に相談することで心の中が晴れやかになるものです。
夜ねれないとか、カラダが重くて動かないとか、そんな症状に立ち向かうためには、プライドがどーのこーのなんて言っている場合じゃないと思います。
むしろ考え方は逆で、プライドがあるなら、さっさとうつ病を克服してしまいましょう。克服してしまえば、日常生活に戻ることができるのですから。
家族の支え
家族には、本当のことをちゃんと伝えましょう。
私は、うつ病の症状がひどくなるまで、妻に何も言えませんでした。その理由は、妻に余計な心配をかけたくないというものだったのですが、妻は私からの話を待っていたそうです。
妻は、私が事業に失敗してしまいどん底に突き落とされた時も、何も言わずきついパートの仕事にフルタイムで出てくれました。
そして、少し壁はあると思いますが、家族と共に一緒に食事をとる時間を作りましょう。
家族に心からの笑顔を見せられないのは、辛いですが、どんなことがあっても支えてくれるのは、家族ですし、何よりも大切な存在なはずです。
後、食事を共にすることで、何も言わなくても家族は、その日の状態をわかってくれます。
「今日は調子が良さそうだ」とか「悪そうだな」とかです。このように家族に素の自分を見せることで家族は安心しますし、あなたもそんな家族の気持ちが伝わるので、間違いなく快方に向かいます。
ネットビジネス
このブログ記事の冒頭でも話をしたように、何かに夢中になることはとても大切です。本を読むのも映画をみるのもそうです。
ですが、映画を1日に10本も観るなんてことは、BSチャンネルを契約していても難しいです。
なので、私は、うつ病を持ってしまった人こそ、ネットビジネスに取り組むといいと思います。
最初は、何もわかりません。でも、少しずつやっていけば、その過程において作業が楽しいって感じられますし、何よりも成果が出てきます。
あなたがその気なら、その成果を大きくして独立開業まですることができるのがネットビジネスの凄みでもあり、醍醐味でもあります。
まとめ
小さな異変を感じたら、思い切って精神科に行ってみましょう。診断の結果、うつ病じゃなくて、パニック症候群だとか不眠症だとか別の診断結果が出ることもあります。
別の診断が出れば、また別の角度から少しずつアプローチしてその病気を治していけばいい。
後、何か集中できることを探すこともとても重要です。
私は、ネットビジネスを強くオススメしますが、スポーツでもいいと思います。あなたの住んでいる街に、テニス教室、スイミングスクール、フィットネスクラブなどがあれば、そういうところに通って見るのもいいかもしれません。
私は、うつ病を克服しましたが、実は、まだ再発を恐れています。というのも、ネットビジネスをしていると一定の割合でアンチが出てくるのです。
もちろん、とても濃いファンも多くできるので楽しいのですが、少数といえどもアンチが必ず出てきます。
一般的な社会生活でも同じだと思いますが、ネットではその匿名性を利用して、批判をする場合がよくあります。
でも、そんなのいちいち気にしない。だって本当に真っ当に批判するなら、匿名じゃなく正々堂々と言ってくるわけですからね。匿名で何か言っている時点で悪口を言っているって自覚している証拠です。
が、私は、気にはしていないものの、そのアンチの動きにもしかしたらひょっとして、自分の心を持って行かれてしまうことがあるかもしれないという一抹の不安があるのです。
頑張りましょう。
流
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