6 Jan 2018
サラリーマンとして、30年も40年も働き続けることというのは、それは、とても素晴らしいことだと思います。
組織の中で、言い方は悪いかもしれませんが、与えられた職責を全うするということは、普通に考えてとても大変だからです。
私は、30歳までサラリーマンとして生活を送っていました。待遇も悪くなく、会社の中では、有望視されていたので、他の社員に比べたとき優越感のようなものを感じていたのは事実です。
ですが、先輩や上司の姿を見ると、「俺もあんな風になってしまうのか・・・」と思っていたことを思い出します。
同僚や先輩たちは、飲み会の席などで、会社に対する不満や不安を口にするのですが、でも、次の日からは、ちゃんと仕事にきて何事もなかったようかのように、与えられた仕事をこなしていく。
そんな将来は、私には無理でした。
また、地元の友人たちと一緒に飲む機会などがあると、同じように不満や不安をぶちまけるのです。お酒の力を借りてストレスを発散していたものだと思っています。
サラリーマンには不満がある
給料をいただいている会社に対して、サラリーマンは、常に不満を持っています。その不満が爆発すると転職とか、考え行動するのですが、会社に勤めている以上不満は、つきものでしょう。
給料に対する不満
私もそうでしたが、会社に貢献しているという自負がサラリーマンには、あります。その自負が強ければ強いほど、貢献している割には給料が安いと嘆くのです。
気持ちは、よくわかります。私もそうでした。
到底達成できないような売り上げ目標を掲げられ、その数字に届くまで会社に誰もいなくなっても、休日出勤してでも、その数字を達成するために最善の努力をして頑張る。
結果、目標数字が達成されたとしても、会社からの褒賞は特になし。ボーナス査定に多少影響する程度。
これだけ頑張っているのに、なんで給料が安いんだって不満になってしまう。
私も同じでした。私は、年齢が若かったにも関わらず、一つの部署を任されていました。部下は、女性ばかり数人いたのですが、部下の面倒を見るのも仕事のうちの一つでした。
が、ボーナスの査定や給与体系の見直しの時は、そういう自分が苦労した部分の評価が盛り込まれない。
要は、自分の働いた分、会社に貢献した分を正当に評価して欲しいと思ってしまうのです。
待遇に関する不満
私がある部署を回していた時、会社内での肩書きは、「主任」でした。
が、私がいただいている給料は、「係長クラス」のもので割と恵まれていたと思います。ですが、肩書きは主任なのです。
別に肩書きで仕事をするわけじゃないので、あまり気にしていたなかったのですが、他の部署との折衝がある時には、肩書きが無いようなものなので、相手にしてもらえなかったものです。
また、極論かもしれませんが、自分にとって納得のできる肩書きを持っているとお金ではなく、ある種の優越感を得ることができるので、会社組織にいる以上待遇の改善は、社員のやる気を起こさせる一つの有効なものだと思います。
さらに、人は、序列が上がっていくと嬉しくなります。
私も平社員だった時に、主任という肩書きがつきましたが、とても嬉しかったです。特に給料が増えたわけではありませんでしたが、主任手当のようなものが月に五千円でも給与明細に入っているとモチベーションが上がったものです。
そもそも会社に対する不安
給料や待遇の不満というのは、会社にいる以上仕方がないと割り切れます。
しかし、会社が無くなってしまうという不安は、心の中でずっと持っていました。
当時、勤めていた会社は、社長が一人でたたき上げで作って業績を伸ばした会社でした。確かに社長には、カリスマ性もありましたし、何よりも尊敬できました。
ところが、私が入社して数年経った頃に、社長の息子が入社してきたのです。肩書きは、最初は、取締役だったと記憶しています。
いわゆる2世ですね。彼とは、それ以前からの知り合いでしたので、彼の性格などもわかっていた私は、たまらなく不安に感じたことを今でも思い出します。
彼が専務になった時、私の直属の上司のような組織に変更されたのですが、私の預かっていた部署の仕事を彼は何もわかっていない。
わかっていないのに、あーでもない、こーでもないと指示を出します。もちろん、大まかにマトは外れていないのですが、的中していない。
そして、何よりも対外的なビジネス、営業ですね、営業力が全くない。
ある日、二人で飲みに行ったことがあります。その時に、彼が「俺はマネジメントができる」と言ったのです。
人を比べてしまうのは、いけないことだとわかっています。ですが、社長に比べると人間性や思考力、行動力まで全てが劣っている。仕方のないことかもしれませんが、そんな人の下でこのまま働いていては、自分が犠牲になってしまう。
それ以前に、この人が会社の舵取りをするようになったら、会社は潰れてしまうと真剣に思いました。
その結果、その会社を辞めることになるのです。
多くの場合会社に依存している
私もそうでしたが、大きくの場合会社に依存して生活を成り立たせています。
依存している状態を理解して、自分自身が納得できていれば何も問題はないと思いますが、何事も依存してしまうのは、危険だと思います。少しでもリスクヘッジをしておくべきだろうと思います。
金銭的な依存
会社から支払われる給料は、よほどのことがない限り、保証されています。
勘違いしてほしくないのですが、会社から給料をいただけるということと、あなたが稼いでいるということは話がずれます。
あなたが会社で働いて、実益を出したとしても、会社に貢献したとしても、会社という「プラットフォーム」のなかで結果を出しているにすぎず、あなたが個人的に稼いでいるわけではありません。
ですから、会社という組織に所属してこそ、あなたの力が発揮される。
ところが、意識の高いあなたは別だと思いますが、
会社で給料をいただいている=自分で稼いでいる
と思ってしまうことがあるのです。
一概に悪いことじゃありません。でも、会社から給料をいただいている以上、会社というプラットフォームを作ったのは、創業者や株主な訳で、そこで社員として働かせていただいているということです。
ですので、どうしても、サラリーマンは、金銭的な依存を会社にしてしまうのです。むしろ、このような状態が正常だと思います。
私の知人は、副業でこっそりと誰にもバレることなく、ネットビジネスを展開しています。しかも、給料の何倍も多く稼いでいるにも関わらず会社を辞めていません。
こういう例は、他にもあると思います。
会社に金銭的な依存をしていると会社に、何かあった場合、生活が崩れてしまうので金銭的な依存状態からの脱出を心がけたほうがいいと思います。
組織への依存
会社という組織は、上手に作られています。社長をトップにして、ピラミッド組織を作り上げ、昇給、昇格という競争をさせ、巧みにサラリーマンをコントロールします。
はたから見ればこのような組織は、盤石です。というのも、誰かが会社を辞めたとしても、すぐにその代わりの人材を用意することができるからです。
俺がいなければこの会社潰れるぜ!とか、私も若い頃思っていましたが、そんなことはなく、組織として動いているので大丈夫なんです。
依存の話ですが、人は、「所属欲求」というものを持っています。
何かに所属したい、というものですね。日本の教育システムがこれに拍車をかけていると個人的には、思っていますが、プライベートでも所属欲求というのはあります。
同窓会とか、地域の集まりだとかですね。
会社は、1年のうちの大半を過ごす場所です。ここに所属しているとだけで、妙な安心感や達成感のようなものを感じてしまう。
不満や不安の解消方法
不満の解消
サラリーマンが給料や待遇に不満を持っていても残念ながら、サラリーマンでいる限り、その不満は解消されません。
ですが、ちょっとだけ思考を変えます。会社は、完全なる生活をするための集金マシーン。
こんな風に考えると不満も無くなります。ただし、不満も無くなりますが、やりがいも無くなります。
ここは、冷静になって考えたほうがいいでしょう。
不安の解消
会社が潰れてしまうかもしれない、このまま会社に勤めていても・・・。
こんな風に思っていたら、そうならないうちに手を打つべきです。まだ副業を禁止している会社は多いと思いますが、政府が副業を奨励している時代なのです。
会社の業務に差し支えないような範囲で、バイトをするとか、他の収入源を確保すること。
これは、とても大事です。私には、サラリーマンをしているコンサル生がたくさんおりますが、彼らは、そんな不安を打ち消すためにネットビジネスに取り組んでいるのです。
準備をしておこう
私は、ネットビジネスで人生を大逆転できました。次は、あなたの番です。
と、簡単には言いません。いくら参入の敷居が低くてもネットビジネスに向き不向きはあると思っていますし、やはり、稼ぐとなるとそれなりの労力は必要です。
ですが、簡単なことで負担のないことを少しでもいいからやってみるといいです。
アウトソーシングの時代になっているので、そのようなサイトには、ブログ記事を書いて、千円とか、アンケートに答えて百円とか、そんなものがあります。
最初は、この程度でいいのかもしれません。
ただし、時間は有限なので、1年〜2年後には独立したい、と思うならば、ネットビジネスならそれが実現可能なので、今から取り組むべきでしょう。
下調べも必要ですが、私でもいいし、誰でもいいので、あなたがネットビジネスで稼いでいる人で波長が合うような方と連絡を取り合って見てください。
中には、詐欺まがいなことをしている場合もありますので、注意深くですね。
まとめ
サラリーマンは、一生安泰という時代はとっくに終わりました。
サラリーマンとして、家族や自分の時間を犠牲にしてまで働く意義も薄れていると思います。
さらに、不満や不安がある。ならば行動したほうがいいということです。今のあなたがたとえどんな状況でもきっとあなたにできる何かはあります。
その何かが見つかれば、それに情熱を傾ける。努力は必要ですが、何もせず、時間だけがただ浪費されるというようなことはよくないと思います。
頑張りましょう。
流
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